やまと豚についてAbout Yamatobuta

直営農場で種豚を生産して
「安全・安心・おいしさ」の
源になる血統を管理。

企業理念の「安全・安心・おいしさ」を、最先端の養豚技術と衛生管理体制を整えた日本の自社牧場で追求し続け、2001年に誕生したブランド――それが『やまと豚』です。日本人の味覚に合った品質の肉豚を安定的に生産するために私たちが最も重視しているのは親豚の血統で、東北大学の協力を得て曾祖父母豚の段階から育成改良を手がけ、4世代目となる『やまと豚』ができるまでのすべてを管理。『やまと豚』の親や祖父母となる豚を生産する種豚農場では、選び抜かれた純粋種である「デュロック種」「ランドレース種」「大ヨークシャー種」の三元静止交配によって最良の種豚を生み出しています。国内には他の農場が生産した種豚を導入している養豚場も少なくありませんが、直営農場で種豚を生産するフリーデンでは自社内で生産ピラミッド(曾祖父母豚~祖父母豚~父母豚~やまと豚の系統)を確立しています。これが安全・安心な豚肉を安定的に供給できる最大の理由であり、現在はDNA情報を登録しており、『やまと豚』の親豚からその親までさかのぼって生い立ちをトレースすることが可能。品質を科学的に証明することができるという点においても、『やまと豚』は国内有数のブランドと言えるでしょう。

■ 選び抜かれた純粋種

  • ランドレース種
    1. 泌乳力が高い
    2. 仔育てが上手
    3. 大ヨークシャー種に比べ体長が長い
  • 大ヨークシャー種
    1. 産仔数が多く泌乳力が高い
    2. 性格が穏やか
    3. 発育がよい
  • デュロック種
    1. 発育がよい
    2. 赤身量が多い
    3. 筋間脂肪(サシ)が入りやすい

■ 三元静止交配の生産ピラミッド

三元静止交配の生産ピラミッド

世界に通用するおいしさを
追求する一方で
地域循環型農業を推進。

肉質はキメが細かく、柔らかい。赤身にクセがなく上品な旨みがある。脂肪はあっさりしていて甘く、風味がいい。これが『やまと豚』の肉質の特徴ですが、人によって好みが分かれるおいしさを証明するのは容易ではありません。そこで私たちは数年前からiTQi(国際味覚審査機構)審査会に、自社農場で生産した『やまと豚』のエントリーを開始。世界の一流シェフやソムリエから厳選されたグループによるブラインドテスト方式(目隠し方式官能分析)で行われるこの権威ある審査会において、2015年から3年連続で最高評定の三つ星(優秀味覚賞)を獲得しました。3年連続の受賞(クリスタル味覚賞)は、国産豚肉として日本初の快挙。『やまと豚』のおいしさが世界に認められたと言えますが、ここで終わりではありません。私たちが目指すのは、最高峰のダイヤモンド味覚賞(過去10年間で7回三つ星を受賞した製品に授与)です。
その一方、「耕畜連携」「循環型農業の推進」をテーマに産・官・学協同で研究を進めてきた「飼料米を活用した豚肉の生産システム」に対する注目度も高まっています。これは、『やまと豚』の排泄物から作る良質な堆肥を水田の液肥として活用し、自治体や大学と協同で栽培した飼料米で豚を飼育するという試み。こうして育った豚は『やまと豚 米らぶ』のブランドで出荷されています。

■ iTQi三ツ星獲得

iTQi三ツ星獲得

■ 地域循環型農業

地域循環型農業